フクロモモンガの寒さ対策のために、必ず冬にはペットヒーターをケージに設置して「室温:24~27℃・湿度:50%前後」を保ちましょう!
ペットヒーターはケージに設置すれば、その後機械が温度管理してくれるのでとても簡単です。
本記事では、フクロモモンガの寒さ対策や冬への備えに不安がある方向けにペットヒーター活用方法を解説します。
フクロモモンガの体温調節について
フクロモモンガはオーストラリア、インドネシア、パファニューギニアなど温帯から熱帯地域に生息しています。
温帯・熱帯地域の気温は24~30℃と暖かい環境で、日本でいう沖縄に近い状態です。
そのため、フクロモモンガを飼育する場合は「室温:24~27℃・湿度:50%前後」を保つことで温帯・熱帯地域に近い環境をペットヒーターを活用して実現します。
なお、ペットヒーターを活用するのは冬(11~2月)までで大丈夫です!それ以外の季節であれば何もしなくても温帯・熱帯に近い室温になります。
ただ、湿度は日本のほうが高い傾向のため「湿度:50%前後」になるように除湿器や加湿器の活用をおすすめします。
ペットヒーターを使用するときの注意
必ず温度計はケージに設置しましょう。数値から客観的に室温調整をするためです。
人間が使用する気温だけわかる温度計でも大丈夫ですが、調整するのが面倒になるので最低1つはペットヒーターを自動調整してくれる温度計を使用すると飼育が楽になります。
例えば、温度計の「マルカン CASAデジタルサーモ300 MLP-65」であれば別売りのペットヒーター「マルカン CASA ヒートランプ 40W」と連携することで、温度を設定すれば自動調整してくれます。
ペットヒーターの種類
ペットヒーターには種類や形状があり、自分のペットに合ったものを選ぶことが重要です。ただ、基本的には保温電球タイプのペットヒーターを設置すればケージ全体を暖めてくれます。
保温電球タイプはケージ全体を暖められる性能ながらフクロモモンガが火傷しないようにカバーがついているので守られております。また、電球の光は淡いため睡眠の妨げにもなりません。
保温電球タイプだけで不安な時は、パネルタイプのヒーターを使いましょう。
ケージの下や側面に設置するヒーターです。パネル本体が温まり、パネル周辺だけピンポイントに暖めるヒーターです。
持ち運びサイズのケージであれば十分ですが、それ以外のケージだと全体を暖めることはできないです。
そのため、フクロモモンガの寝床やリラックススペースに設置しましょう。
また、遠赤外線ヒーターを活用されるケースもありますが、フクロモモンガ用の遠赤外線ヒーターは見つからず・・・
そのため、他の小動物用か人間用の遠赤外線ヒーターを使うのもありですが、保温電球タイプで十分かなと。
おすすめのペットヒーター
- 別売りのマルカンの温度計と連携すればケージ全体を自動調整する
- 温度調整がボタンを押すだけなのでペット初心者にも安心
- フクロモモンガがヒーターに乗っても火傷しづらい
- ヒーターの明かりが弱いため睡眠の妨げになりづらい
- ピンポイントかつ自動でヒーター表面温度を一定に保つ
- 熱を直接当てない。低温やけど等の心配がなく安心
- ケージの外付けタイプ。かじられる心配なし
- コードの向きが気にならないリバーシブルタイプ
- 外に吊り下げて、中に置いて使用できる2WAYヒーター
- 高温(約34℃)と中低温(約28℃)のリバーシブル仕様
- ピンポイントで暖めるペットヒーター
- 水洗いができて清潔!
上記のようなペットヒーターを使用することでフクロモモンガのケージの中は快適な温度を維持することが可能です。
しかし、ケージが適温でも飼い主さんの住居が寒いとケージの温度が弱くなる可能性や飼い主自身の健康に悪影響を及ぼします。
そのため、飼い主の住居もエアコンやヒーターなどで室温を高めることをおすすめします。
色々な人間用のヒーターがありますが、おすすめは「ケノンヒーター スグダン」です。
ヒーターの情報収集をしている方は下記のボタンをクリックして詳細をご確認ください。
- 楽天ランキングで1位を複数回獲得
- 温風が出ないのでホコリが舞ったり、乾燥する心配が少ない!
- 音が静かで無臭なのでフクロモモンガも快適
- パネル表面温度が熱くなりすぎない
湿度:50%前後を保つ方法
冬は湿度が低くなりがちのため、ほとんどの方は50%を切るでしょう。よくあるのは濡れたタオルを部屋に干す方法ですが効果は薄いため、フクロモモンガと人間に対する健康への投資と考えて加湿器を購入をおすすめします。
ちなみに部屋の乾燥によって、「風邪やインフルエンザをひきやすくなる」「肌・髪などカサカサする」「爪が割れやすくなる」など様々な影響を及ぼすため絶対対策したほうがよいです。
とはいえ、「加湿器=ガンガン湿度を高める」ではないです。「加湿器=50%前後を保つ」という認識が必要なため、数値や効果測定を客観視できる湿度計を手に入れましょう。
なお、湿度計には「絶対湿度計」と「相対湿度計」が販売されておりますが「絶対湿度計」を購入してください。ものすごく簡単に伝えると気温に関係なく現在の湿度を測ってくれる湿度計です。例えば、夏の湿度60%と冬の湿度60%は人体への影響は違いますよね?
これは、気温ごとに含められる水蒸気量が違うことによって同じ湿度でも季節によって感じ方が変わるのが原因です。この問題を解決する考え方が絶対湿度というもので、縦横高さ1メートルの空間に含まれる水蒸気の重さが何グラムかで算出します。
ちなみに専門的な話になると
絶対湿度:空気中に含まれる水蒸気の自体の量
相対湿度:空気中に含まれる水蒸気の割合
となりますが、気になる方は下記をご確認ください
https://weathernews.jp/s/topics/202002/280095/
結論として、気温に関係なく目指すべき湿度を正確に把握するためには絶対湿度計が必要となります。わかりやすいために50%といいましたが、絶対湿度の視点では「11g/㎥ 」を目指します。
おすすめの絶対湿度計は「A&D くらし環境温湿度計 AD5686」
絶対湿度計を設置することで、「6g/㎥だから加湿器を11g/㎥になるまで稼働さよう」「13g/㎥だからカビを引き起こすから止めよう」と正確に湿度管理ができるようになり、フクロモモンガ・人間ともに快適な生活を過ごせるようになります。
ちなみに、絶対湿度計は冬だけではありません。夏には熱中症指数も図れる機能があるため気温・湿度管理がより最適にでき、とてもつもなく多機能で便利な製品です。フクロモモンガを飼っていない人にもおすすめです。
では、加湿器はどうすればよいか?私の独断と偏見だと下記の認識です。基本的には衛生面を考えてスチーム式が良いと思います。
スチーム式加湿器 | 加湿力が高く衛生面はバッチリ!カビや雑菌が発生しづらい。 だけど、電気代が高い+掃除が面倒くさい。 |
---|---|
超音波式加湿器 | 電気代が低くコンパクト設計。すぐに加湿される。 だけど、カビを防ぐお手入れが面倒。 |
気化式加湿器 | やけどやカビの心配がないのが素敵。 だけど、ほかに比べて加湿力が弱い。 |
ハイブリッド式加湿器 | 他のいいとこどりだが、高額になりがち。 |
具体的な加湿器のおすすめとしては、値段で選ぶならアイリスオーヤマです。2,500円以下で購入できるのにコスパがよく、カビが繫殖しても気持ちよく買い替えできます。
加湿だけではなく、除湿や空気の清浄もしてほしいだとSHARPがおすすめです。ただ、数万円以上するので購入は考えたほうがよいです。
加湿器で人気な会社としては、パナソニックもあります。こちらもお値段はしますが性能が良いのでおすすめです。
まとめ
フクロモモンガが喜ぶペットヒーターの活用方法について解説しましたが、改めて寒さ対策はしっかり実施しましょう。
フクロモモンガと過ごす時間を長くするために絶対必要です。
必ず冬にはペットヒーターを設置して「室温:24~27℃・湿度:50%前後」を保ちましょう!
不明な点等ございましたらお気軽にご連絡ください。