フクロモモンガを飼育して後悔することはほとんどないです(笑)
愛くるしい姿に加えて感情表現が豊かな小動物は他にはいないため、犬・猫に次ぐ最良のパートナーと言えるでしょう。
また、飼育の手間や費用を考えても子供でも育てることができる動物です。
では、なぜ後悔するかもと思ってしまうのか?後悔する原因を解説します。本記事はフクロモモンガを飼うことに「躊躇する」「不安が解消できない」方が安心して一歩踏み出せることを目的とします。
ペットとして飼う前に知っておくべきこと
飼育する前に知ってほしいことをシェアします!フクロモモンガの名前を知っているが、飼育している人が少ない傾向のため、生態について認識がずれてしまっている方もたまにいます。そのため、改めてフクロモモンガのことをシェアします。
フクロモモンガの性格や特徴
フクロモモンガは、体長が10〜15cmと小型で、夜行性で木の上で生活し果実や昆虫を食べます。そのため、食事は飼い主が寝る前に与えるとベストです。
カンガルーやコアラのようにお腹の袋で子供を育て、鳴き声や匂いなどでコミュニケーションをとります。
フクロモモンガは非常に警戒心が強く臆病な性格のため、飼い主に馴れるまでは身を隠すことが多いです。また、縄張り意識も強いため、時間をかけてなつくのを待ち飼育しましょう。
飼育環境の整備や注意点
夏冬関係なく「室温:24~27℃・湿度:50%前後」を保つことが理想です!
フクロモモンガはオーストラリア、インドネシア、パファニューギニアなど温帯から熱帯地域に生息してるため暖かい環境をケージで作りましょう。
ケージは「横・奥30cm×高さ50cm」が相場ですが、動き回れるように「横40cm・奥33cm×高さ71cm」のケージをオススメはしております。
アクリルケージはみんな大好き「GEX アクリルルーム390High-2」シリーズで購入すれば間違いないです!
フクロモモンガを飼育する際には、ケージの置き場所にも注意が必要です。直射日光の当たらない場所やエアコンの風が直接当たらない場所に設置しましょう。
また、フクロモモンガは樹上生活をする生き物なので、床に置くよりも高い場所に設置し、モモンガの巣(寝床)が高い場所へくるようにしましょう。
夜行性のフクロモモンガは、日中は自分の寝床でじっとしていることが多いため、寝床の配置にも注意が必要です。
これらのポイントを押さえた適切な飼育環境を整えることで、フクロモモンガの健康維持につながり、より快適な生活を送らせることができます。
詳細を確認したい方は下記をご確認ください。
飼い始めてから後悔する理由
フクロモモンガの前提を説明しましたが、根本でやることは他の動物と変わらないと感じます。
では、なぜ後悔を感じるのか?それは、犬・猫に比べてフクロモモンガの飼育情報が少ないため、トラブル対応に手間取った経験が原因で後悔を感じたのだろうと思っています。
しかし、事前に対処するすべを知っていれば、後悔を回避できるため安心してください!
臭いが解消できなかった
フクロモモンガを飼育して一番に悩むポイントが臭いです。ケージの掃除を怠ると臭いが発生し、室内に充満するため飼い主がストレスを感じて後悔を感じます。
また、フクロモモンガの臭いは「縄張りの主張」「仲間とのコミュニケーション」を行うために分泌物や排泄物を活用しています。
そのため、完全に臭いを消すことはできないです。ただ、臭いを減少し飼い主がストレスを感じなくすることはできます。
臭いの原因はケージや止まり木に付着したフクロモモンガの糞やおしっこを放置したためです。そのため、フクロモモンガ用の消臭剤で拭いたり、ケージを丸ごと洗浄すると解消します。
下記のような消臭剤で十分です。
また、金網ケージだと臭いが漏れやすいため、アクリルケージを使うだけでも臭いが減少します。
より万全にするのであれば、「ジアイーノ」など脱臭機を設置すれば、基本的には臭いに悩むことはなくなります。
ちなみに、「ジアイーノ」は臭いで有名な猫のおしっこ臭も解消できるほど効果を期待できます。私の知り合いでは、旅館の汲み取り式トイレ前に設置することでクレームを回避しています。
簡単に原理を説明すると、ペット臭はアルカリ性の臭いに分類されるため酸性の物質をぶつけることで化学反応が起こり脱臭されます。原理や仕組みの詳細を知りたい方は「ジアイーノの製品紹介」でご確認ください。
- 猫のおしっこ臭を消すほどの高い脱臭
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- 旅館・病院でも使用されるほど高い満足度
詳細に臭いの悩みを解消したい方は下記をご確認ください。
鳴き声がうるさかった
飼い主の就寝中にフクロモモンガの鳴き声がして悩むケースです。フクロモモンガは夜行性のため、21~27時から活発になることが多く、「ワンワン」という鳴き声をすることがあります。
ただ、鳴き声を出すのは「縄張りの主張」「仲間とのコミュニケーション」のため完全になくすことができないです。ただ、飼育下でワンワン鳴く原因はフクロモモンガが寂しいと感じていることがほとんどです。
そのため、「飼い主とフクロモモンガの寝る場所を離す」「おもちゃを設置」「飼い主が寝る前にフクロモモンガと触れ合う」「多頭飼いをする」ことで軽減できます。
私が飼育している「ルピィ」は1頭だけだと鳴き声がひどかったですが、ペットショップで一緒に過ごしていた「ベル」を迎えいれることで鳴き声がやみました。ただ、多頭飼いは相性もあるので注意が必要です。
なつかなかった
最も後悔する理由ではないでしょうか?愛くるしい姿でyoutubeなどでは飼い主と触れ合っているのに、自分だけは警戒の鳴き声をされて後悔する・・・
しかし、フクロモモンガは臆病で警戒心が強い動物のため、なつくまでには時間がかかります。半年ぐらいはなつかないという想定でコミュニケーションをとる前提が必要です。
「ルピィ」「ベル」は大人に近い状態で引き取ったため、なつくには半年前後かかりました。
逆にもも吉は赤ちゃん(脱嚢8週以内)から飼育したため1か月くらいで仲良くなったので、根気よく関わることが大切です。
もしくは、なつかせる方法が間違っている可能性もあります。基本的には飼い主の臭いをフクロモモンガに覚えさせないとなつきません。
そのため、靴下やタオルを用意して、飼い主の首・脇・足に身につけて過ごしてください。理想は1日ですが難しい場合は4時間ぐらいでも大丈夫です。
充分に臭いがついたタイミングで、寝床のポーチやケージの中にいれて、フクロモモンガに臭いを覚えてもらいましょう。
私も仕事中はもも吉を首掛けポーチに入れて過ごしていました。時々、もも吉が動くので打ち合わせ中に笑わないようにするのが大変でした(笑)
「三晃商会のフクモモなかよしポーチ」にように首からかけられて、中がモコモコでフクロモモンガの顔が見れるような構造がおすすめです。
追加でおやつをあげながら名前を呼ぶのも大事なので実践しましょう。
詳しく知りたい方は下記をご確認ください。
後悔しないためにできること
後悔する理由について解説しましたが、対策をとれば回避することはできます。そのためには「情報収集」「飼い主の決意」がとても重要になります。
そのため、次の点を意識することでフクロモモンガの飼育を後悔しなくなりますので、ぜひ実践してください。
飼う前にしっかりと情報収集すること
大前提は情報収集をちゃんとすることです。とはいえ、フクロモモンガを飼育している人は他の動物に比べてすくないため情報が不足することもしばしば・・・
そのため、初めて飼育する場合は書籍から情報をインプットすることが大切です。私が参考にしたのは下記の本です。その辺りを読めば、基本的には飼育に対する不安はなくなります。
フクロモモンガ完全飼育 飼育管理の基本、生態、接し方、病気がよくわかる (PERFECT PET OWNER’S GUIDES)大野 瑞絵
フクロモモンガ 飼育バイブル 長く元気に暮らす50のポイント
また、WEBサイトからも情報を収集するのも効果的でした。ただ、情報の品質が悪いサイトが多いのは欠点です。
そのため、「フクロモモンガを飼育した経験から情報発信しているか?」「何を参考に情報を発信しているか?」を把握できるサイトから情報収集しましょう。
飼い主自身がしっかりと向き合って関わること
最も重要なマインドの部分です。フクロモモンガを飼う=命を預かっていることです。あなたの行動1つでフクロモモンガが死んでしまうこともあります。
そのため、自分の子どものように大切に育てることを持ちましょう。それができないのであれば飼育はやめたほうがいいです。
ただ、愛情を持ってフクロモモンガと接することで必ず愛を返してくれるため責任をもって育てる楽しみを得られます。
ぜひ、フクロモモンガと一緒に過ごしてください。
最後に
フクロモモンガは可愛らしい姿や動きが魅力的ですが、それに惑わされずにしっかりと情報収集し、責任を持って飼育することが大切です。何度も同じことを行ってしまいますがとても重要です。
もし、不安や悩みがあればお気軽のお問い合わせください。頂いた質問はブログで解決方法を掲載していきます。